ロードバイク(栃木県小山市→埼玉県さいたま市大宮区) - ロングライド第2弾四日目
さて、栃木県小山市から終点の埼玉県さいたま市大宮区まではそれほど遠くなく60km~70kmくらい。
なのでのんびり起きて、寄り道をしていくことにした。そして時間があったら、お世話になっているバイシクルセオ大宮店さんに寄ってメンテナンスしてもらおうという計画。
最終四日目のライド結果は以下の通り。
【四日目】
・天候:晴れ
・出発時刻:2017年11月2日9時10分くらい
・出発地点:栃木県小山市
・到着時間:2017年11月2日20時くらい
・移動時間(休憩含まず):3時間53分
・移動時間(休憩含む):10時間50分
・走行距離:約78.2km
・怪我:なし
雲一つない天気は久しぶり!
昨日、国道50号に入るとき、道の駅思川の案内看板を見たことを思い出し、行ってみることにした。駅からそんな遠く離れていない。5~6kmほどかな。
思川を通り、
10時くらいに道の駅思川に到着。天気いいなやっぱり!
手始めに、いちご味のソフトクリーム。もちろんとちおとめね。
普通のいちご味ソフトクリームと、とちおとめソフトクリームの違いはあまりよくわからなかった・・・まあおいしい。
とちおとめを食べて店内に入ると、もうこれは食べなきゃならないでしょ!というジェラート店を発見!アイス工房カウベルさんです!
見るからに楽しそうな外観。外観だけでなく、メニューの案内やジェラートの種類の豊富さ、珍しさ!大人も子供もワクワクするなーこれは!
もうここは頑張って全部食べる気持ちでいくしかない!
ロングライドを頑張ってるのか、アイスに頑張ってるのか正直わからなくなってきたが、今の比率はたぶん同じくらいだろう笑
はとむぎね、濃厚。麦茶を食べてる感じです!
そしてポポーミルク。聞きなれないよね。ポポーミルクとは北米原産の果樹だそうです。それを栃木県小山でつくっているところがあり、そこのポポーミルクを使ってるとのことでした。
ポポーミルクのことを調べてみると、「pawpaw」と書いて「ポーポー」ともいうらしい。まあポーポーミルクよりポポーミルクのほうが聞こえとしてはいいかも。
食べ終わり、続けて注文したのは納豆ジェラートと、秋の味覚(栗・さつまいも・かぼちゃのミックス)ジェラート!
な、な、なんと納豆ジェラートですよ!あわなそ~!と思いながらも珍しいので買ってしまった。これが結構おいしい!店員さんはネバネバ感が最後に残るとかいってたけど、そんなことない!納豆の甘みが際立って、きなこに近い味がした。
秋の味覚ジェラートもおいしいはずなんだけど、納豆ジェラートのインパクトが強すぎてあまり印象に残っていない。。。いや、でもおいしかったんですよ^^;
他にも柿ジェラートやなしジェラートもワンスプーンで味見させてもらったけど、本当においしかった!小山にきたら絶対に立ち寄りたいお店です。
一部のジェラートは、写真のようにカップになっていてお持ち帰りできるので大量に買うときはいいですね。でも大宮からは無理だな・・・笑
お店の店長さんは酪農家の方でとても気さくな方でした!なんかアイスに対する熱意をひしひしと感じました^^ もっとたくさんお話聞きたかったなー。店長さん他、店員さんも丁寧にアイスの説明をしてくださいました。ありがとうございました!
道の駅思川楽しかったなー。地元商品の種類が他のところよりもたくさんあった気がします。
さて、道の駅思川を後にして先に進むことに。それにしても天気がよかった!ロードバイクのベストショットが撮れました。
まずは国道4号にでるため、県道173号を南下し、174号手前で思川に架かる小さな橋を渡る。すると間もなく4号にでる。
それからもうずっと国道4号に沿って進む。途中茨城県古河市に入り、
埼玉県久喜市に入る。関東は一日で複数都道府県をまわれるなー。今度試してみようかな。
早い時間に埼玉に入ってしまったので、ここから寄り道できそうな道の駅を物色。地図で見ると、このあたりは道の駅がたくさんある!行ききれないと思って、帰途を少し外れるくらいの道の駅に絞って行くことにした。
まず到着したのが道の駅アグリパークゆめすぎと。さっきあれだけジェラート食べたのにまた頼んでしまったよ。スノーアイスストロベリー味。
それに、玉こんにゃくの串と
坂斉養鶏場のたまご屋のこだわりプリンを購入。
坂斉養鶏場さんのプリンは、坂斉養鶏場さんとここの道の駅でしか売られていないものだという。とろ~りやわらか~いプリン。生卵、まではいかないけどそれを連想させるほどの柔らかさ。おいしかった!
この時点で午後4時過ぎ。道の駅は5時で閉まるのでもう1つ頑張って行くことにした。5kmほど離れたところに道の駅庄和がある。ついたときは4時半くらいで、もう一部のお店は帰り支度をしていた。急がねば!
もうシャッターを閉める寸前でとめておばちゃんにつくってもらったマンゴースムージー。他にもおいしそうな珍しいスムージーがあったんだけど、今は切らしてないとのことだったのでマンゴースムージーをいただくことに。
スムージーを一口飲んで、写真を撮る前にここまで無意識で飲み干してしまった笑
それだけおいしかったということで^^;
そのあと、庄黒郎アイスというご当地アイスを発見し購入!
100%の安納芋がトッピングで入っているのがすごい!黒豆も合うねーソフトクリームに!このときバニラが売り切れていて、イレギュラーでマンゴーソフトクリームを使ったものになったけど、バニラでまた食べてみたい。売っていたおばあちゃんもいい人だったし。
17時が過ぎたので道の駅庄和をでて、バイシクルセオ大宮店さんに向かった。
閉店前に無事間に合い、ラスペネとチェーンルプでお手入れしてもらった。
自分でも手入れができるようにチェーンルプを購入。
バイシクルセオ大宮店さんでメンテナンスを終え、無事自宅に到着。
今回の帰省でもまたたくさんのことを経験できた。
300kmのロングライド、防寒対策、道の選択の仕方、などなど。
ロードバイクの楽しみはまだまだ広がりそうだ。
ロードバイク(福島県耶麻郡猪苗代町猪苗代湖→栃木県小山市) - ロングライド第2弾三日目
三日目のライドは、最低でも栃木県宇都宮市まで、できたら小山市まで行く計画。
ライド結果は以下の通り。
【三日目】
・天候:晴れ
・出発時刻:2017年11月1日8時10分くらい
・到着地点:栃木県小山市
・到着時間:2017年11月1日23時20分くらい
・移動時間(休憩含まず):9時間
・移動時間(休憩含む):15時間10分
・走行距離:約196km
・怪我:なし
ちょいと寝坊し8時ごろスタート。朝から山に入るため身構えていた。山に入る前に右手には猪苗代湖。
で、ちょっといくと早速トンネル。長くないトンネルを2つ抜けると郡山に入る。結構近かったんだね郡山。
ここから嬉しいことにずーーーーーっと20kmくらい郡山市街まで下りがメイン。山に入ることで構えていただけになんか得した気分。
郡山市市街にでると、国道4号が栃木に向かって伸びているので4号に乗り換える。しばらくずっと何もない。ただ4号、思ったのが何も道の駅がない。それに路肩に砂利がものすごく多かった。下手すると前に静岡に行くときに通った太平洋自転車道よりも砂利が多いんじゃないかな。とにかくパンクに注意しながら走行した。
ここから那須塩原までアップダウンが19km続く。
急勾配はないが、とにかく連続するので体力を奪われる。
那珂川を渡り、
那須塩原市に入る。
ちょっとすると自転車禁止区域があるがすぐに4号に戻れるので問題ない。
しばらくいくと、県道53号があり、Googleマップで見るとそっちでいったほうが近いことが分かったのでそっちに乗り換える。そのあと国道460号にのり、すぐ県道48号に乗り換えで南へ走る。ここまでは順調だった。
しばらく進むと佐久山という山にぶつかる。対して高くないから大丈夫だろうと思ってGoogleマップの通り進んでいくと、
御覧の通り砂利道にぶつかってしまった。Googleマップの歩行者経路でいくとこういうことがあるのか・・・まああるとは思っていたけど・・・
もちろんここは通っていけないので、少し戻って県道52号を進んで矢板市を目指すことにした。そして何とか矢板市に入る。
日も暮れそうだったので急ぐ。なんとか日暮れ前に国道4号に戻ることができた。
しばらく4号をまーっすぐ。さくら市を通り、途中右に伸びている県道125号に乗り換えて鬼怒川を渡る。渡っているところで宇都宮市に入る。また、しばらく125号を走る。
だんだん賑やかな街並みになってきて、宇都宮駅の西側あたりにくる。ついでに駅を記念に一枚。
宇都宮で餃子を食べて小山を目指そうか考えたけど、昔に「おいしい」と有名なお店で食べた餃子の味が微妙だったことを思い出し、迷いに迷ってやめて小山をそのまま目指すことにした。
新幹線の線路に沿った道が近道みたいだった。さすがにさっきみたいに砂利道はないだろうということは想像ついたので走ることに。
しばらく新幹線の線路に沿って走ると、少しずつ線路からそれていく。県道146号にぶつかるのでそこを左折しそのまま146号に乗り換えてまっすぐいくと下野市に入る。また少し走ると国道4号(小山石橋バイパス)に合流する。それからずっと小山を目指す。茨城県結城市を通りたかったため、あえてこのバイパスを通ることにしていた。
そして小山市に入る。
小山市に入ってから宿泊ポイントを探した。途中、小山市を出て茨城県結城市に入る。このときもうスマホの充電がなく、結城市の看板を撮ることができなかった。
小山市市街に入るため、国道50号に乗り換え、駅周辺を探索。そして無事宿泊施設を確保できた。
この日の結論。おとなしく国道4号に沿って進めばよかった、である。。
特に山周辺などは事前にチェックをして、たとえ近道でも砂利道など舗装されていない道が予測されるため、今後は国道、県道を優先的に走ろうと思った。
ロードバイク(新潟県新潟市中央区→福島県耶麻郡猪苗代町猪苗代湖) - ロングライド第2弾二日目
新潟で用事を済ませてからの出発ということで、体は十分休めることができた。
ロングライド第2弾二日目の結果は以下の通り。
【二日目】
・天候:晴れ
・出発時刻:2017年10月31日5時30分くらい
・到着時間:2017年10月31日20時30分くらい
・移動時間(休憩含まず):7時間50分
・移動時間(休憩含む):15時間
・走行距離:約137.9km
・怪我:なし
ちょっと寝坊し、一日目より遅い出発となり、5時半頃出発。
この日は一日目よりきつかったことがある。それは気温。
大体6℃~9℃という一桁台の気温の中を走行。福島の猪苗代近くの電光掲示板では4℃という気温を目にした。体感温度はもっと低くなる。この日は母親からもらったネックウォーマーがとても役にたった。
服はハイネックの服、ウィンドブレーカー、その上にレインウェアを着用してフル装備。それでも寒い。
日を少しあけてのライドだったので、最初はスロースタートで体慣らし。
福島県郡山あたりまでは国道49号を中心に行き、国道4号で南へ栃木、埼玉と向かう計画。
自宅から阿賀野川まで自転車で来たのは高校以来だろうか。朝来たのは初めてのこと。
阿賀野川を渡り、朝日を迎える。
朝ご飯は家で済ませてきたけど、早くも小腹がすいたので、2時間半ほど走ったところで母親が作ってくれたおにぎり2つを一気に完食。
自転車乗り始めてから新陳代謝がいい。食べても太らなくなった。
ご飯が一番エネルギーになる感じがする。ご飯を食べるのと食べないのとでは全然動きが違ってくるなと最近感じる。
出発し、道の駅阿賀の里(朝早いので閉まっている)を通り過ぎ、日本一の巨木「将軍杉」の近くを通る。
将軍杉は国の天然記念物に指定されている杉の木。樹齢1400年、高さ約40m、幹周り19.31mある大木だ。今のところ日本一らしい。
はっきりとした記憶はないけど、小さい頃ここに来た記憶があるので、横道にそれず先を行くことに。
この先黒岩トンネル、赤岩トンネル、福取トンネルと、トンネルが連続する。黒岩、赤岩は自転車・歩行者通路の幅が広くとられているので走りやすかった。ただ、どのトンネルもそうだけど、出入り口は砂利が集中しているのでパンクに注意。
福取トンネルまでは惣座峠で3kmほど登るが、抜けると下りになり、福島県西会津に入る。
下りも3kmほど続き、今度は車峠を迎える。新潟から福島までは、急勾配な坂はないがちょいちょい低い峠がある。あっても5%くらい。
坂を登り、車トンネルを抜けてしばらく行くと、道の駅にしあいづ よりっせが左手に見えた。お昼くらいの時間だったのでここでお昼ととることにした。
まずは、もうほぼ定番レポになってしまったが、ソフトクリーム!珍しいものがあった。薬膳ソフトクリーム!
この薬膳ソフトクリームは、スギナという植物が使われている。スギナというとあまり聞かないかもしれないが、あのつくしをつくっている植物。栄養茎をスギナといい、その栄養茎であるスギナが、胞子茎のつくしをつくっている。
ちょっとここでスギナと薬膳について調べてみた。まず薬膳というのは、Wikipediaによると「中医学理論に基づいて食材、中薬と組合せた料理」。つまり厳密にいうと、ソフトクリームは料理ではないので、薬膳ソフトクリームじゃなく、スギナソフトクリームといったほうがいいかもしれない。
スギナには血液をきれいにしたり、アトピーに効いたり、デトックス効果があったりなど、効能・効果はたくさんあるみたい。こんなソフトクリーム、毎日食べたいわー。
ソフトクリームを食べた後、お昼を注文。薬膳カレーライス!
味は薬膳っぽい味を期待してたけど、そういう独特の苦みとか渋みとかもなく、食べやすいカレーだった。
最後に、薬草茶でしめました!
桑の葉、柿の葉、しその葉、クコ、スギナと五種類の植物が入ってる薬草茶。なんと無料で何倍でも飲めちゃいます。サービスいいね!東京のカフェとかだったら一杯200円とかとるんじゃないかな。
あ、地元の飲み物も飲んでおこうと思って、牛乳とヨーグルトを買ったんだった。
べこの乳と、べこの乳でつくられたヨーグルト「会津の雪」
牛乳は濃いか薄いかくらいしか味がわからない自分がいうのもなんだけども、味は普通でした。会津の雪は濃厚で、甘みも適度で食べやすかった。
道の駅にしあいづ よりっせで冷えた体を十分にあっためることができたので出発!
ここからまた藤峠で登り。藤トンネルを抜け、長い下りが始まり、橋を渡るとまた登り。今度は七折峠。ちょっと登ると七折トンネルがあり、抜けるとようやく会津坂下。
坂を下っていくと、まもなくして道の駅あいづがある。よりっせからそんな遠くないところだったのでスルーしようかと思ったが、混雑していて見た目も新しめだったので入ってみることに。
ここで12か月のジェラートというジェラート屋さんに出会った。
こりゃあやばい。食べたいものがありすぎる!
左が玄そばジェラート。
店員さんに聞くと、黒いぶつぶつは蕎麦の殻で、お店で直接蕎麦を挽いているそうな。こだわりがあるね!風味や香りがいい!
右が湯川米ジェラート。
中に米粒が入っていて食感がとてもよかった。自宅で牛乳と米を使ってデザートを作ったことあるけど、その食感に似ていたなー。おいしかった!
この12か月のジェラートさんは福島のこの道の駅にしかないみたいなので、福島国道49号をまた通ることがあったらぜひ寄りたいところ。他にも食べたかったけど、さっきのよりっせでゆっくりしすぎたので先を行くことに。
ずっと国道49号をまっすぐ行くとようやく会津若松市に入る。
会津若松は小学校の時の合宿訓練で会津若松は2回来たことがある。その時は磐梯山に行ったり、赤べこづくりをしたりと楽しかった。それに大人になってからも、車で何度か来たこともある。福島は自分にとってなじみ深い街だ。
このあたりから少し暗くなってきたので、目的地を会津若松よりちょっと先の猪苗代湖あたりまでにすることにしようと決めた。
湖だからこれからの道のりはそんな厳しくないだろうと思ってたらそんなことはなかった・・・あとで調べて分かったことだが、猪苗代湖は湖面が標高514mで、日本でも数少ない標高の高い湖。郡山方面から車で猪苗代湖に行ったことがあったけど、登るイメージなかった・・・
会津若松市に入ってから猪苗代湖まではずっと登り。ただずっと緩やか。急勾配はない。
また夜の走行だー。雨は降っていないし風も強くないからいいけど、夜の山はやっぱり怖い。電灯が少ないんだよね。
どこかで国道49号を外れて道に迷い、引き返してコンビニの店員さんに聞いたりして、猪苗代湖までの一番いい道を教えてもらった。
しばらく県道を走り、途中国道49号に合流。国道49号も明かりは少ない。そんな中ぽつんと明かりが見えた。野口英世記念館の斜め向かいあたりにあるCAFE「CAFEおやじ」さん。おやじCAFEさんではない、CAFEおやじさん。
店の外観や店内もなかなかおしゃれ。メニューも黒板にずらっと書かれていて何かこだわりを感じる。
メニューにタレカツ丼があった。新潟では食べることができなかったのでここで食べることに。新潟もタレカツ丼が有名だけど、福島でも有名らしいね。何が違うんだろう。
CAFEおやじさんのタレカツ丼でいいところは、カツが分厚くて食べごたえがあること!それとタレでしみ込んだご飯って箸で食べにくいでしょ。それ専用だと思うけど、スプーンもついていて丁寧!おいしかったです!
関東の友人とは卵とじかソースかタレかで議論になるけど、断然タレカツ丼押しである。
デザートに豆乳スムージーとココナッツプリンを注文。
どちらもソースの味が効きすぎていて、楽しみたかった豆乳やココナッツの味を味わえなかったのが残念。おいしかったけどね^^;
食事を終え、宿泊施設を探して無事今日のライドを終えることができた。
課題は万が一の時の防寒対策だなー。最低気温10℃前後を想定した服装だったので、4℃前後はきつかったー。
冬ライド用の服も帰ったら揃えないとな。。
ロードバイク(埼玉県さいたま市大宮区→新潟県新潟市中央区) - ロングライド第2弾一日目
第2弾は、埼玉県さいたま市大宮区・新潟県新潟市中央区間の往復ロングライドに挑戦の巻。
今回は旅ではなく、用事ゆえの帰省。ただ、車で帰ってはいつもと同じになるので味気ない、ならロードバイクで帰ってみようじゃないかと、動機は至って単純である。
さて、遅くなりましたが、一日目の結果は以下の通り。
【一日目】
・出発時刻 : 2017年10月28日4時10分
・出発地点 : 埼玉県さいたま市大宮区
・到着地点 : 新潟県新潟市中央区
・到着時間 : 2017年10月29日7時4分
・移動時間(休憩含まず) : 16時間9分
・移動時間(休憩含む) : 26時間54分
・走行距離 : 約313.4km
・走行距離(24時間以内に走行した距離) : 286.8km
・怪我 : なし
先に言っておきます。限界を越えました。。
帰省の前日、バイシクルセオ大宮店さんでレッグウォーマーを買ったときのこと。よくしてもらっている店員のMさんに今回の新潟往復のことを話すと、一日200kmいけたんだから300kmいけるんじゃないですかーと言われた。
口では無理ですってwと返しておきながら、ひそかに狙うことを決めていた。笑
次の日朝4時に出発予定だったが、案の定ワクワクして眠りにつくことができず。2時半に就寝し、起床したのが3時半。この時点で体調管理失格。。
しかし目は冴えていて、ほぼ予定通りに出発した。
前のロングライドの旅と違う点がいくつかある。
・旅ではなく帰省なので、到着後が楽。
・前みたいに17日間もかけた旅ではなく、往復最短2日、最長4日のライド想定なので、長期じゃない。
・群馬や新潟は車でも何度も通ってるので地理に対してそれほど心配がない。
・荷物も前と比べて多くない。
・前の経験からロングライドに少し慣れている。
と、前よりも好条件のライド。
ただ、やっぱりネックだったのが300kmという距離と、接近中の台風にどう対応するかということ。
とにかく晴れているうちに距離をかせいでおきたいという思いで早朝4時頃真っ暗の中出発。
この日は曇りの予報だったけど、明日が雨予報だったので、2日に分けたくないという思いがあった。
埼玉大宮の朝は寒く10℃ちょっと。
県道164号から国道17号に乗り、平坦な道をぐんぐん飛ばした。
高崎にはいった辺りから、17号沿いはコンビニが少なくなる。反対車線沿いにはちょこちょこあるが同車線沿いにはほとんどない。
自転車通行禁止区域を2つ超え、17号を少し走ると、渋川に向かう県道25号が左手に延びている。17号をずっと行くより若干近くなるので、一旦17号を脱線し県道25号に乗り換えた。
県道25号沿いには食の駅というグルメが立ち寄りそうな場所があったが、時間が早すぎて店もオープンしていなかった。残念~
それから前橋を通り、渋川に入った辺りで早くも100km到達!
午前10時前に100km到達できたので、なかなかいいベース。これなら300kmライドも可能かもとちょっと自分自身に期待しながら、17号に合流した後も黙々と走り続けた。
渋川から沼田まではコンビニがほとんどないので補給食は事前に少し持っておいた方がいいかもしれない。
沼田に入ってからはちょこちょこコンビニやドライブインがあるので安心していいだろう。
沼田市を抜け、みなかみ町に入ると、左手に旅の駅太助ドライブインが見えてくる。速攻イン!
残念ながらご当地ソフトクリームがなかったので、ご当地飲み物を購入。みなかみ産の飲むヨーグルトと、沼田のリンゴジュース。
飲むヨーグルトはその旅の駅の先にあるたくみの里で売られているものらしい。
たくみの里のパンフレットを店員さんからもらった。
【たくみの里パンフレット】
楽しそうな場所だなー。手作り体験がいろいろできる。たくみの里までいくには、国道17号からそれて1kmちょっといかないといけない。余裕があれば是非立ち寄りたいところ。
その他にもぼつぽつ楽しめるスポットはありそうだったが、距離を考えスルー。恐怖の洞窟なんていきたくないし。。
先に進むと赤谷湖と相俣ダムが左手に見えてくる。紅葉の季節はいい観光スポットになるかもしれない。
みなかみ町に入ってから少し緩やかなアップが続くが、初心者の自分にも登れたのでそんなにきつくない。軽いギアにしていれば登れる。
今回一番の難所は三国峠。みなかみ町をしばらくいくと三国峠の看板が見えてくる。三国峠は標高1043m。あれだけ疲れた富士山のすぐ西を走る国道139号と同じくらいだったから、かなり心配していた。
看板の「3/55」は、「55あるカーブの中でここが3つ目のカーブ」という意味。「R=60」というのは、「半径60mのカーブ区間」という意味になる。
55も数えていくのはしんどい。。いつの間にか着いてるというのが理想。看板はできるだけ意識せず、歩くこぐを繰り返して三国トンネルを目指した。
まずは標高800m到達。箱根峠と同じくらいのところまできた。
しばらくして標高900mの看板が見えた。
1000mの看板なかったなー。見逃したかな。
そして55の最終カーブに差し掛かり、三国トンネルが見えた。
このあたりで午後4時。雨がポツポツ振りだしていた。急がないと新潟の山を、夜雨の中走ることになる。急いでももう夜・雨・山のトリプルパンチ確定か(^^;
三国トンネルをでると新潟。
雨が結構強くなっていたので、三国トンネル内でレインウェアを装着。これが暖かくてよかった!
雨に打たれながら薄暗い山中をずっと下っていった。なかなか休める場所もなく、湯沢から一気に南魚沼市に入った。
このあたりの17号はとても走りやすい。
そして六日町。
六日町商店街を通ってるとき、いくつか美味しそうな店があったので、入ってみようと思ったけどここは我慢した。ここでゆっくりしてしまうと、あとで走りたくなくなるからだ。。
心を鬼にして先に進んだ。
そして、ロングライドで二回目の一日走行距離200kmを、ひとっこひとりいない寒い暗闇の中で達成する。
や、やたー。。写メ撮ってすぐにこぎはじめた。
ようやく小さい明かりが右手に見えてきた。ローソンである。軽く腹ごしらえをすることにした。人も自転車も雨宿りできる十分なスペースとベンチがあって助かった。
ローソンのおばちゃんに「休んでいきな、この先も登りがあって大変だから」といわれ、一時はここで野宿を考えたけど、あとで進みたくなくなるのが目に見えていたので、一時間休憩後、歯をくいしばって出発した。
先に進むのが怖かったが、山、雨、夜、無人の怖さは、
「気のせい」
と思うことにした。
これはある意味危ない心理転換だよね。今考えると。。
幸いなことに、ローソンのおばちゃんが行っていた登りはそんなにきつくなく一瞬で終わった。山道は続いたけどね(-_-;)
山道が終わってしばらくいくと左手にセブンイレブンがあり、そこでまた一休憩いれることにした。
googleマップで新潟駅までの最短距離を確認。そうすると、地形が険しくなっていたり道が細くになっているところが最短距離になっていたので、セブンイレブンの店員さんに聞くと、県道128号はお化けが出るからやめた方がいいと言われ、小出駅の方にすすんで川に沿って左に折れて17号合流を目指して小千谷にでたほうがいいといわれた。
こ、こわー!!
そんな怖い話をされてはそうしないわけにはいかないでしょ。。店員さんの言うとおり道をすすみ、無事小千谷市に出ることができた。
小千谷もコンビニは少ないけどある。食料はこのあてりである程度調達することをおすすめする。というのも次の長岡市に入ったあたりからコンビニがなくなるのだ。
長岡駅東側の17号は途中で国道8号に切り替わる。あれっ?と思うかもしれないが問題なし。国道8号は新潟市内まで続いている。
長岡の途中で250km到達!
またコンビニで休憩。体力も限界だったため、休憩をこまめにとるようにした。でないと体力が続かなかった。
長岡を超えると見附、三条、燕三条と通るが、この時の看板写メは省略。前に進むことだけを考えていた。
そしてようやく新潟市内に入った!
市内に入り、しばらく走行し、出発してから24時間が経過した。24時間の走行時間と走行距離は以下の通り。
そして、奇跡の300kmにもなんとか到達!
喜びを感じる気力もなく、ただ前に進んだ。
朝の信濃川を目の前にする。
元気ないけど久しぶりーと軽く挨拶。
しばらく走って、27時間かけてやっと実家に到着した。到着時の走行時間と走行距離はこの通り。
夜台風が近づいてる中、313km走行。
三国トンネルから実家までずっと雨に降られた。
前に212km走ったとき、200kmライドはやらないと誓ったけどね。。やってしまったよ。
けど、300kmはぜっったい今後やらないよ!やりたくない!笑
帰りはもう少し余裕のあるライドにしたい。
でも無事やり遂げることができてよかった(^^)
やってやった!
ロードバイクロングライドの旅第2弾スケジュール(埼玉・新潟往復)
初めてのロードバイクロングライドの旅、2000km弱を終えて約2週間が経った。
それまでとにかく手のひらが痛く、ようやくその痛みもおさまってきたところ。
今週末実家新潟に帰る用事があるので帰ります。いつもなら車で高速乗って5時間で帰るところ。
しかし今回はロードバイクで帰ることに決めた。
なぜかって?うずいたからだ!笑
埼玉県さいたま市大宮区と新潟県新潟市中央区の往復で大体600km。
大雑把にスケジュールを引いてみた。
【一日目】2017年10月28日
最低目的地:水上温泉あたり
※国道17号を行く
※もし行けたら:三国峠越える、超えたら新潟駅までノンストップ
【二日目】
(オフ) 実家での用事、友人と会う
【三日目】
※国道49号を行き、福島、栃木を経由して埼玉県に入る
【四日目】
ライド日数は2~4日を予定。
よし、朝早く出るのでもう寝るとしよう。遅いか・・・笑
今回は旅の準備は、前回の旅で不足していた雨天ライド準備と防寒の準備も
バッチリやった。
よし、また頑張ってきます!今回も予算の関係上ビンディングはなしで行きます。
週末台風の予定だけど、そこだけが心配だな。土曜つっきったほうがいいかもな・・・
この前の旅もそうだったけど、リアルタイム情報はツイッターで更新、一日のライドまとめはブログにアップ、という感じでやってまいります。
【十四日目】 静岡県藤枝市県道381号にて - ロードバイクロングライド十六日間の旅(思い出に残った人編)
静岡で予想もしていなかったことが起こりました。
掛川市から島田市に入ったあたりで、ツイッターのフォロワーさん、せやかて駆動さんからお会いしましょうとお声がかかったのです!
久しくなかった種類のドキドキに襲われた。
デートに誘われた時の感覚に近い・・・笑
いや、違うな・・・
何も準備する時間もなかったわけだから、「ちょっと話があるので放課後どこどこに来てくれませんか」と言われた時のドキドキ感覚に近い!
モテはしなかったけれど、高校の時一度だけ言われたことがある。あのときの感覚だ。笑
さびを落としながら、せやかて駆動さんの待っているであろう県道381号を走り続けた。
すると、藤枝市に入ってすぐ、道路に少し乗り出して手を振ってくれている人が見えた。
高鳴る鼓動。
こんな遠くからこちらがわかるのかな・・・いや、あれはきっとせやかて駆動さんだ!と思って手を振り返した。
無事、せやかて駆動さんにお会いすることができた。フォロワーさんと会うということ自体初めてだったのでどうなることかと思ったが、せやかて駆動さんはステキな男子で、あたたかく迎えてくれた。
お互いこういう出会いが初めてだったので、お互い恥ずかしそうに自己紹介をしていた気がする^^;
せやかて駆動さんのロードバイクも拝見させてもらった。かっこよかったな!
待っててくれたこと、そして応援してくれる言葉が何よりも嬉しかった。
差し入れのアリナミンV&V ROYALまでいただいた。
この場を借りて、改めてせやかて駆動さん、本当にありがとう!
旅のいい思い出の一ページになりました^^
埼玉に来るときはぜひ声をかけてほしいな!!
【十二日目】 福井県から岐阜県に向かうタクシーの中で - ロードバイクロングライド十六日間の旅(思い出に残った人編)
天気予報は午前は晴れ、午後から雨が降るという予報。
そして次の日の午前中、岐阜の友達を会う約束をしていた。
絶対にその日中に岐阜市に到着しなければならないミッション。
午前飛ばして午後は雨の中頑張ろうという意気込みで、朝出発した。
京都の舞鶴から福井に入るのはたやすい。日本海海岸沿いの平坦な国道27号(丹後街道)を進むだけでいい。朝は通勤のためか交通量が比較的多く、路肩も狭いが、坂が全くないので体力を奪われなくて済む。そして難なく福井県高浜町に入る。
右には牧山、妙見山、飯盛山と山々が連なる。飯盛山?待てよ、どっかで聞いたことある。そういえば福島の白虎隊の場所だ!小学校の時に福島に合宿訓練で行ったことがある場所だった。飯盛山って全国にあるのかな?
と、山のことは置いておいて、飯盛山を過ぎたあたりで小浜市に入る。そのあたりから雨がぽつぽつと降りだした。
おい・・・まだ午前中だぞ・・・降るの早すぎやしないか・・・
それから急ごうとするも、風もだんだん強くなってきて思うように進まない。全力でこいでも時速10km・・・けど、進まなかろうが今日どうしても岐阜に到着せにゃならんのだ!
気持ちはある。
強風と雨の中、まずは高島市あたりを目指すため、国道27号から国道303号(若狭街道)に入る。入ったところにちょうどコンビニがあり、店員さんに滋賀県高島市あたりまでの道について聞くと、
「峠はあるけどそんな急な坂はないよ」
と教えてくれた。坂が急じゃないのはほっとしたけど、この強風で、雨だしね。。それで峠はかなりきつい。店を出ようとしたとき、他の店員さんがその教えてくれた店員さんにぼそっと言っているのが聞こえてしまった。
「ねぇねぇ、高島市までの道って結構急な坂あったはずだよー、ぼそぼそ・・・」
・・・お、おいーーー!
まあちゃんと調べてない自分が悪いといわれたらそれまでなんだけど、雨風&峠の急な坂はさすがにだめだろう。いんや!それでもいかなきゃ!
コンビニを出て、強風でこげるはずもないので、ロードバイクを引きながら歩き始めた。雨風が弱まった隙に乗ってこぎ、強まったら下りて歩き、その繰り返し。そして猛烈な雨風になったときに、どうしようもなくなってバス停の小屋で雨宿りすることにした。
この旅で一番きつい雨風だった。
1時間経っても止む気配がなかった。このまま歩いてとりあえずは高島に向かうのも一つ。しかしそれだと高島どまりになって岐阜市に行けなくなってしまう。
最優先は岐阜にいる友達と会うことだったので、初めて輪行という手段をとることにした。ちょっと悔しい思いがしたけど。。
タクシーがくるまで30分くらい待った。その間も雨風は衰えず。
ようやくタクシーが到着し、乗り込んだ。
タクシーのお父さんといろいろ話した。
"どこまで行くの?" "どこから来たの?" "自転車壊れたの?"
"今の時代はスマホがあるから自転車の旅も便利になったもんだ。昔は地図片手にもって旅をしたもんだ"
雨風が弱まるところまでとりあえず行ってほしいと伝えると、
"お金がもったいないなー。がんばっていかにゃ"
と言われた。
お父さんから、
「贅沢で、便利で、楽な旅だ」
とはっきりと言われた気がした。
それまで長い距離を走っていることだけに満足していた自分が、ものすごく恥ずかしく思えた。
森の中をずっと走った。
たまに晴れたりしたが、土砂降りと強風が続いた。
途中、野猿が道を横切るシーンもあった。
タクシーの中で、ここロードバイクで走ったら楽しそうだな、ここの道はきつそうだな、と、そんなことを思いながら景色を眺めていた。
お父さんからも、外からも、走るべきだろうよと言われているようだった。
それが岐阜市の友達に会うのが目的だったとしても。
しばらく走っていると、長浜市に入ったことを看板で確認できた。またしばらくすると、今度は米原市の看板が目に入った。あれ、ひょっとすると長浜市通り過ぎてるんじゃないかと心配になり、お父さんに、
「長浜市、過ぎてませんか?」
と確認すると、
「会社には道に迷ったとかなんとか言っとく。自分はそんなどこそこの会社みたいにきっちり時間管理してないから。サービスサービス!これも何かの縁だよ。関ヶ原合戦地のところまででいいか?」
と笑って関ヶ原町まで連れていってくれた。後でわかったことだが、関ケ原町の登りが続くところまで連れて行ってくれていた。
厳しさと優しさ、同時にもらったようだった。
到着し、お父さんに深くお礼を言い、別れた。
話を聞いてくれて、話をしてくれて、本当にありがとうございました。
タクシーから降りた関ケ原町も土砂降りで、そこから岐阜市市内のホテルまで土砂降りが続いた。
しかし風はなく、穏やかな気持ちで走っていた。