ロードバイク(埼玉県さいたま市大宮区→新潟県新潟市中央区) - ロングライド第2弾一日目
第2弾は、埼玉県さいたま市大宮区・新潟県新潟市中央区間の往復ロングライドに挑戦の巻。
今回は旅ではなく、用事ゆえの帰省。ただ、車で帰ってはいつもと同じになるので味気ない、ならロードバイクで帰ってみようじゃないかと、動機は至って単純である。
さて、遅くなりましたが、一日目の結果は以下の通り。
【一日目】
・出発時刻 : 2017年10月28日4時10分
・出発地点 : 埼玉県さいたま市大宮区
・到着地点 : 新潟県新潟市中央区
・到着時間 : 2017年10月29日7時4分
・移動時間(休憩含まず) : 16時間9分
・移動時間(休憩含む) : 26時間54分
・走行距離 : 約313.4km
・走行距離(24時間以内に走行した距離) : 286.8km
・怪我 : なし
先に言っておきます。限界を越えました。。
帰省の前日、バイシクルセオ大宮店さんでレッグウォーマーを買ったときのこと。よくしてもらっている店員のMさんに今回の新潟往復のことを話すと、一日200kmいけたんだから300kmいけるんじゃないですかーと言われた。
口では無理ですってwと返しておきながら、ひそかに狙うことを決めていた。笑
次の日朝4時に出発予定だったが、案の定ワクワクして眠りにつくことができず。2時半に就寝し、起床したのが3時半。この時点で体調管理失格。。
しかし目は冴えていて、ほぼ予定通りに出発した。
前のロングライドの旅と違う点がいくつかある。
・旅ではなく帰省なので、到着後が楽。
・前みたいに17日間もかけた旅ではなく、往復最短2日、最長4日のライド想定なので、長期じゃない。
・群馬や新潟は車でも何度も通ってるので地理に対してそれほど心配がない。
・荷物も前と比べて多くない。
・前の経験からロングライドに少し慣れている。
と、前よりも好条件のライド。
ただ、やっぱりネックだったのが300kmという距離と、接近中の台風にどう対応するかということ。
とにかく晴れているうちに距離をかせいでおきたいという思いで早朝4時頃真っ暗の中出発。
この日は曇りの予報だったけど、明日が雨予報だったので、2日に分けたくないという思いがあった。
埼玉大宮の朝は寒く10℃ちょっと。
県道164号から国道17号に乗り、平坦な道をぐんぐん飛ばした。
高崎にはいった辺りから、17号沿いはコンビニが少なくなる。反対車線沿いにはちょこちょこあるが同車線沿いにはほとんどない。
自転車通行禁止区域を2つ超え、17号を少し走ると、渋川に向かう県道25号が左手に延びている。17号をずっと行くより若干近くなるので、一旦17号を脱線し県道25号に乗り換えた。
県道25号沿いには食の駅というグルメが立ち寄りそうな場所があったが、時間が早すぎて店もオープンしていなかった。残念~
それから前橋を通り、渋川に入った辺りで早くも100km到達!
午前10時前に100km到達できたので、なかなかいいベース。これなら300kmライドも可能かもとちょっと自分自身に期待しながら、17号に合流した後も黙々と走り続けた。
渋川から沼田まではコンビニがほとんどないので補給食は事前に少し持っておいた方がいいかもしれない。
沼田に入ってからはちょこちょこコンビニやドライブインがあるので安心していいだろう。
沼田市を抜け、みなかみ町に入ると、左手に旅の駅太助ドライブインが見えてくる。速攻イン!
残念ながらご当地ソフトクリームがなかったので、ご当地飲み物を購入。みなかみ産の飲むヨーグルトと、沼田のリンゴジュース。
飲むヨーグルトはその旅の駅の先にあるたくみの里で売られているものらしい。
たくみの里のパンフレットを店員さんからもらった。
【たくみの里パンフレット】
楽しそうな場所だなー。手作り体験がいろいろできる。たくみの里までいくには、国道17号からそれて1kmちょっといかないといけない。余裕があれば是非立ち寄りたいところ。
その他にもぼつぽつ楽しめるスポットはありそうだったが、距離を考えスルー。恐怖の洞窟なんていきたくないし。。
先に進むと赤谷湖と相俣ダムが左手に見えてくる。紅葉の季節はいい観光スポットになるかもしれない。
みなかみ町に入ってから少し緩やかなアップが続くが、初心者の自分にも登れたのでそんなにきつくない。軽いギアにしていれば登れる。
今回一番の難所は三国峠。みなかみ町をしばらくいくと三国峠の看板が見えてくる。三国峠は標高1043m。あれだけ疲れた富士山のすぐ西を走る国道139号と同じくらいだったから、かなり心配していた。
看板の「3/55」は、「55あるカーブの中でここが3つ目のカーブ」という意味。「R=60」というのは、「半径60mのカーブ区間」という意味になる。
55も数えていくのはしんどい。。いつの間にか着いてるというのが理想。看板はできるだけ意識せず、歩くこぐを繰り返して三国トンネルを目指した。
まずは標高800m到達。箱根峠と同じくらいのところまできた。
しばらくして標高900mの看板が見えた。
1000mの看板なかったなー。見逃したかな。
そして55の最終カーブに差し掛かり、三国トンネルが見えた。
このあたりで午後4時。雨がポツポツ振りだしていた。急がないと新潟の山を、夜雨の中走ることになる。急いでももう夜・雨・山のトリプルパンチ確定か(^^;
三国トンネルをでると新潟。
雨が結構強くなっていたので、三国トンネル内でレインウェアを装着。これが暖かくてよかった!
雨に打たれながら薄暗い山中をずっと下っていった。なかなか休める場所もなく、湯沢から一気に南魚沼市に入った。
このあたりの17号はとても走りやすい。
そして六日町。
六日町商店街を通ってるとき、いくつか美味しそうな店があったので、入ってみようと思ったけどここは我慢した。ここでゆっくりしてしまうと、あとで走りたくなくなるからだ。。
心を鬼にして先に進んだ。
そして、ロングライドで二回目の一日走行距離200kmを、ひとっこひとりいない寒い暗闇の中で達成する。
や、やたー。。写メ撮ってすぐにこぎはじめた。
ようやく小さい明かりが右手に見えてきた。ローソンである。軽く腹ごしらえをすることにした。人も自転車も雨宿りできる十分なスペースとベンチがあって助かった。
ローソンのおばちゃんに「休んでいきな、この先も登りがあって大変だから」といわれ、一時はここで野宿を考えたけど、あとで進みたくなくなるのが目に見えていたので、一時間休憩後、歯をくいしばって出発した。
先に進むのが怖かったが、山、雨、夜、無人の怖さは、
「気のせい」
と思うことにした。
これはある意味危ない心理転換だよね。今考えると。。
幸いなことに、ローソンのおばちゃんが行っていた登りはそんなにきつくなく一瞬で終わった。山道は続いたけどね(-_-;)
山道が終わってしばらくいくと左手にセブンイレブンがあり、そこでまた一休憩いれることにした。
googleマップで新潟駅までの最短距離を確認。そうすると、地形が険しくなっていたり道が細くになっているところが最短距離になっていたので、セブンイレブンの店員さんに聞くと、県道128号はお化けが出るからやめた方がいいと言われ、小出駅の方にすすんで川に沿って左に折れて17号合流を目指して小千谷にでたほうがいいといわれた。
こ、こわー!!
そんな怖い話をされてはそうしないわけにはいかないでしょ。。店員さんの言うとおり道をすすみ、無事小千谷市に出ることができた。
小千谷もコンビニは少ないけどある。食料はこのあてりである程度調達することをおすすめする。というのも次の長岡市に入ったあたりからコンビニがなくなるのだ。
長岡駅東側の17号は途中で国道8号に切り替わる。あれっ?と思うかもしれないが問題なし。国道8号は新潟市内まで続いている。
長岡の途中で250km到達!
またコンビニで休憩。体力も限界だったため、休憩をこまめにとるようにした。でないと体力が続かなかった。
長岡を超えると見附、三条、燕三条と通るが、この時の看板写メは省略。前に進むことだけを考えていた。
そしてようやく新潟市内に入った!
市内に入り、しばらく走行し、出発してから24時間が経過した。24時間の走行時間と走行距離は以下の通り。
そして、奇跡の300kmにもなんとか到達!
喜びを感じる気力もなく、ただ前に進んだ。
朝の信濃川を目の前にする。
元気ないけど久しぶりーと軽く挨拶。
しばらく走って、27時間かけてやっと実家に到着した。到着時の走行時間と走行距離はこの通り。
夜台風が近づいてる中、313km走行。
三国トンネルから実家までずっと雨に降られた。
前に212km走ったとき、200kmライドはやらないと誓ったけどね。。やってしまったよ。
けど、300kmはぜっったい今後やらないよ!やりたくない!笑
帰りはもう少し余裕のあるライドにしたい。
でも無事やり遂げることができてよかった(^^)
やってやった!